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★2012-11-29★
会社の存続が一瞬でダメになる? 「就業規則」の重要性

 昨日、私の尊敬する(というか一フアンですが)、使用者側(企業側)弁護士の第一人者である 石嵜先生の「就業規則見直しと改訂のポイントセミナー」を静岡で受講してきました。

  私も社会保険労務士として、開業して20年以上ですので「就業規則」は、300社分以上作成してきましたがやはり、石嵜先生の最新の労働基準法等の解釈を元にした「就業規則」作成理論は目からうろこでした。

  石嵜先生曰く、「企業が利益を出し発展するためには、使用者側と労働者側は、お互い、約束を守らなくてはならない。就業規則はその約束を定めたものである」

  まさに同感です。

  セミナーの具体的な中身の一部として、
 ・記載すべきことを記載していなかったために・・・
 ・余分なことを記載してあったために・・・
 ・通常の定型文として深い意味もなく記載してしまったために・・・
 ・社労士の先生に勧められるがまま作成してしまったために・・・

  「・・・」の後には「トンデモナこと」に発展したり、可能性があることを思い知らされました。

  ISO9001(品質)やISO14001(環境)に取組む企業にとって、「就業規則」は、社内文書の対象ではなく、内容も気にしなかったと思います。

  ただ、ISO39001(道路交通安全)を導入する場合、パフォーマンスファクタの一つである「ドライバーの健康状態」や「不適切な運転手、車両の道路から排除」については、「就業規則」との絡みを無視できませんね。

  「ドライバーの健康状態」や「不適切な運転手、車両の道路から排除」を適切に管理するために「実施計画」「運用管理」及び「監視測定」で管理するしくみを策定したところで、「就業規則」の規定内容と相反するものであれば、意味がありませんし、ISO39001の要求事項でもある「法令遵守」の観点からも問題があります。

 もし、あなたの組織がISO39001に取組む場合は、必ず「就業規則」をよく確認の上、整合を取ってくださいね。

  ただ、ISO39001コンサルの方は、殆ど(ほぼ100%?)、「就業規則」については素人と思われますのでぜひ、顧問の社会保険労務士さんに助けてもらってください。

  ただ、逆に社会保険労務士さんがISOには素人であり「就業規則」についても、そこまでの知識を保有している社会保険労務士さんは少ないかもしれませんが・・・。

  ISO39001を導入するうえで運転手さんの労務管理は必要不可欠です。

  そのためにも、ISO39001に取組む場合は、「就業規則」をよく確認してくださいね。

  もちろん、前述の「トンデモナこと」にならないための「就業規則」であるかどうかの確認も!

  「自社を守るための就業規則」が自社をトンデモナイことにしてしまう「就業規則」にならないために。

★2012-11-29★

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