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★2013-2-7★
「不言実行」 はダメ?

 あなたは、「不言実行」(やることをいちいち公言せずに実行すること)と「有言実行」(やることを公言したうえで実行すること)のどちらが良いと思いますか?

 これは、先週土曜日の中部トラック研修センター(愛知県トラック協会)主催の「物流技能専門校講座」で私が講師を担当した際、一番最初に受講生の方々に投げかけた質問です。

 礼儀正しく奥ゆかしい日本人は、「不言実行」が美しいとされていますね。

 いちいち恩着せがましくPRせずに、人知れず実行し成果を出すことが美徳と考えられている節もあります。

 でも、ビジネスやマネジメントシステムの世界では、「不言実行」は単なる “逃げ” とも捉えられます。

 もし、実行できなかった場合や実行できても成果が挙がらなかった場合に “不言” でしたら、誰にも知らせていないので恥をかかずに済みますよね。

 やはり、大人として責任を持つためには、自分に以外に、実行内容を公言し(PR)、実際に実行し成果を挙げなくてはなりません。

 これは、PDCA(Plan:計画-Do:実施-Check:検証-Act:改善、是正)のP,Dに該当しますね。

 「不言実行」は、“P”が欠落または不十分と言えるでしょう。

 「ここまでやります!」「○○を実行します」と公言したうえで、実行することが責任を果たすうえで重要ではないでしょうか?

 これは、「できる」「できた」の違いにも繋がります。

 「できる」は、適切な計画(Plan)策定後に、実施(Do)することですね。

 「できた」は、計画(Plan)なしに、たまたま出来たのかもしれません。あくまで結果論です。

 でも、「結果さえ良ければいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、トンデモありません。

 「できる」の “適切な計画(Plan)策定後に、実施(Do)する” であれば、再現性があるのです。そのやり方を翌年や、他の人、他部署、他社でまねて実行してみると同じように成果が挙がる確率が高いのです。要するに “成功体験”再現できるのです。

 「できた」のであれば、計画(Plan)なしにたまたま出来たのですから再現は難しいでしょう。これは、ISO39001や運輸安全マネジメントにおいても重要ですね。

★2013-2-7★

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