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★2013-2-12★
「なんで、同業者にまで無料で情報提供するのですか?」
これは、実際に同業者であるコンサルタントの方、審査員及び運送業者さんから頂いた言葉です。
私は、四年前から「運輸安全ドットコム」、一年前から「ISO39001ドットコム」を主宰しており、「マンガテキスト」「帳票」「マニュアル」等を無料配布していますが、特に「同業者お断り!」とはしていません。
通常、このようなサイトを運営する目的は、運営するサイトに関連ある業種の方に登録していただき、いずれ、何かしらの販売に繋げるというものですよね。
わたしもコンサルティングを提供している以上そのような考えは無い訳ではありません。
でも、一番の目的は、「運輸安全マネジメント」や「ISO39001」を周知・啓蒙することです。ですから、特に同業者に対して制限を加えていないのです。
「でも、わざわざライバルである同業者にタダで情報やツールを提供するのは行き過ぎなのでは?」 と思われる方もいらっしゃるようですが、実際、同業者の方が「その情報が欲しい!」と思えば、匿名やなりすまし若しくは誰かほかの人に身代わりになってもらい登録し、請求されてきます。
実際、四年前は、「運輸安全ドットコム」でマンガテキストや帳票類を登録者に無料配布する際、“運輸事業者、荷主の方限定”としており、登録者の中には
「このヒト、どう考えても怪しいなぁ。多分同業者だね」と思える方が何人も登録されてきました。
そのようなことをされるより、同業者の方でも堂々と実名でご登録いただき、今後何かしらかの情報交換や協力できた方が良いと思いませんか?
そんな中、登録フォームの備考欄に堂々と、
「○○コンサルタント株式会社の△△と申します。同業者ではありますが参考にさせてください」とか、
「私は◆◆で交通安全の指導をしており、同業者ではありますが、参考にさせて頂きたく登録いたしました」等、記入していただける同業者の方が数名いらっしゃいました。
いかがですか?
このような方は非常に清々しですよね。
男らしいですよね!(女性もいらっしゃいましたが)
このような方に
「あなたは、同業者だからお断りします」と言えますか?それよりも、良い関係を築いていく方が得策ですし、サイト運営の目的である
“「運輸安全マネジメント」や「ISO39001」を周知・啓蒙” が達成しやすいですよね。
このようなスタンスで、「運輸安全ドットコム」も「ISO39001ドットコム」も同業者様向けにも運営しております(もちろん、原則は、運輸事業者さんや荷主企業さん向けです:笑)。
現在、私はISO39001に関する講座やセミナーの講師を幾つかの機関で掛け持ちさせて頂いておりますが、それらの講座、セミナーの参加対象者として
「コンサルタントや審査員の方大歓迎」というスタンスで実施しております。
確かに、全ての方が清々しい方ではなく、「自分だけ情報を得て他人には与えない」という方や「欠点を探すために偵察する」みたいな後ろ向きな方もいらっしゃいますが、そのような方とは付き合わなければ良いのですから。
以上のような姿勢でISO39001について活動していると、いろいろな方が
「一度、お会いして情報交換させてください」と仰られます。
その中には、ISO審査登録機関の然るべきお立場の方が多数含まれており、現在、
ISO39001審査を提供されている審査登録機関の6機関(6社)方ともお会いし、有益なお付き合いをさせて頂いております。
その結果、ISO39001関連の貴重な情報を多々頂くことができます。
私が現在持っている、TC241(ISO39001策定の委員会)の事務局があるスウェーデン規格協会(SIS)との繋がりや、ISO39001策定者であるスウェーデン道路交通省のアンダース氏との繋がりは、逆に彼らが、前述した私のスタンスで私に接してくれたからですよね。本当に感謝!です。
やはり、
「情報が欲しければ、まず、提供する」 ですね。
★2013-2-12★
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☎052-269-3755(あおいコンサルタント株式会社)山本まで。