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★2014-1-26★
「性善説」が通用しない?食品関連企業の問題点

 私は、ISO39001,14001,9001だけではなく、ISO22000(FSMS:食品安全マネジメントシステム)の審査活動、コンサルティング活動も行っています。

 そのISO22000の審査の際、いつも疑問に思っていたのが「セキュリティー」です。

 確かに、ISO22000は食品の安全を担保するためにさまざまな施策が施されている規格であり、取組企業もその要求事項に則り仕組みを構築・運用していますが、すべて「性善説」のうえに成り立っているのです。

 ISO22000の審査の際、「悪意を持った従業員や他の侵入者が有害物質等を混入させた場合どうするのか?」といつも疑問に思っていました。

 実際、スーパーマーケットやコンビニではパンに縫い針が混入された事件が数件発生しています。

 しかし、ISO22000取組み企業の見解は、「それは、出荷した後のことだから当社としてはどうしようもできない」との意見です。

 でも、今回の冷凍食品への農薬混入事件では、出荷後ではなく、工場内で発生していたのです。それも、故意に混入されたとの見方が強いのです。
 このように、悪意を持った者に対するセキュリティーがどうも甘いと思うのです。

 だれも身内である従業員を疑いたくはありませんが、今後、必要な対策かもしれません。
 ISO39001や運輸安全マネジメントにおいても(それ以外でも)、ドライバーの運転状況を監視するためにデジタコやドラレコが装着されていると考えるのが妥当です。

 場合によっては、ドラレコが運転席に向けて装着される場合もあります。

 そう考えると、食品業界等の製造業より、運輸事業のほうが一歩進んでいるのかもしれません。
 ISO39001に取り組む上で、デジタコやドラレコが必ず必要ということではありませんが、ISO39001に取り組む上で装着するに越したことはないでしょう。

 今回の冷凍食品の事故は、工場内で発生した事件ですが、食品輸送を行う運輸事業者にとって「対岸の火事」とは考えずに、食品輸送業者として担う「食の安全」について検討する余地があると思います。

 以前、私は、わが国初の食品輸送業者としてISO22000(食品安全マネジメントシステム)に取り組んだ山梨商運さんのコンサルティングを担当しましたが、非常に衛生管理の行き届いた運輸事業者でした。食品製造業者である荷主企業にとっては、協力会社であるトラック業者のISO39001も重要ですが、ISO22000も重要であることをご認識ください。

 山梨商運さんのサイトはコチラ

★2014-2-26★

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