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★2014-2-17★
ISOの審査で指摘事項が多いことは良いこと?
先週は、九州の某企業へのISO審査でした。
その企業は、毎年、数多くの指摘事項が検出されます。
一口に指摘事項と言っても、私が在籍しているISO審査登録機関には、
・重大不適合
・軽微不適合
・観察事項
の三種類があり、この種類分けはISO審査登録機関によっても分け方、種類数が異なります。
これらの指摘事項の中でも重大不適合が検出される受審企業は好ましくないのですが、観察事項が数多く検出される受審企業は改善に向けて前向きに取組んでいる組織とも言えます。
ISO審査において、ISO受審企業はこの観察事項の数さえも気にされる企業もあるのですが、先週審査を実施した企業は全く気にしなくてよいのです。
その理由とは?
当該、ISO受審企業は、ISO規格要求以上のさまざまな良い取り組みをしているのです。それらの“良い取り組み”にたいして、少々問題があったり、さらに改善するためには?という観察事項が多々、検出されるだけなのです。
逆に、「ISO登録証だけが欲しいから最低限の取組みで良い」という後ろ向きな考えのISO取組企業は、観察事項さえ検出しようがないのです(検出したところでお節介ですし)。
その点、ISO要求事項以上のことに前向きに多々取り組んでいる企業は、沢山の観察事項が検出されます。
よく、「当社はISO審査で指摘事項がありませんでした」と自慢している場合がありますが、その場合、次の理由でしょう。
1本当にISOへの取組みが出来が良い
2審査員の能力が低い
3最低限のことしかやっていないので指摘事項が出ない
正直、“3”もしくは“2”の場合が多いようです。
これは、ISO39001でも同じですね。
ISO39001審査においても、どんどん指摘事項を出してもらいましょう。
★2014-2-17★
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