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■ ＩＳＯ３９００１研修・講座 第１回 ■
メールゼミ第１回です。
テーマは、
「ＩＳＯ３９００１とは？－その１」
です。
ＩＳＯ３９００１とは、
交通死亡事故・重傷事故をゼロにするための
「しくみ」です。
ここで、
「死亡事故」
「重傷事故」と
限定されていますね。
あくまで、
ＩＳＯ３９００１の取組目的は
これら、
「死亡事故」「重傷事故」を
無くすための
取組なのです。
ですから、
「軽傷事故」や「物損事故」の削減は
対象にはしていませんが、
「死亡事故」「重傷事故」を撲滅するプロセスを
実施した結果、
「軽傷事故」「物損事故」が削減されることを
否定するしくみではありません。
ただ、
「死亡事故」「重傷事故」の撲滅が
優先された結果、
「軽傷事故」「物損事故」が増えたことは
どうなのでしょうか？
この件については、
私自身、
現時点での明確な回答を持っていますが
ここでの記述は控えますね。
いずれまたお話ししたいと思います。
話をＩＳＯ３９００１に戻しまして、
「ＩＳＯ」と言うと、
ＩＳＯ３９００１：品質マネジメントシステム＝
自社の製品やサービスの質を向上させ、
顧客満足を売るためのしくみや
ＩＳＯ１４００１：環境マネジメントシステム＝
環境に優しい組織活動を行うためのしくみ
が有名ですね。
他にも
ＩＳＯ２２０００：食品安全マネジメントシステム
ＩＳＯ２７００１：情報セキュリティーマネジメントシステム
があります。
これら
ＩＳＯ９００１・ＩＳＯ１４００１等への取組は
あくまで任意であり、
自主的に取り組むものです。
ただ、自主的にこれらのＩＳＯに取組んでも、
得られる果実（成果）は、
今一つはっきりした形に現わせないことがあります。
しかし、このＩＳＯ３９００１は、
交通事故削減のしくみですから、
得られる果実（成果）が非常に明確です。
もちろん、"交通事故削減"自体、
とても大きな成果ですが、
その結果、
・損害保険料が激減する
（営業用貨物自動車（２トン超）３０輌保有の運送業者が
事故発生に伴う支払保険金を５０％削減することにより
１００万円の保険料削減が可能）
・交通事故処理の手間が省ける（被害者や遺族への謝罪はなんと大変なこ
とか！）
・車輌修理代等の経費が削減できる（損害保険を使用しない場合）
・取引先・顧客から高い評価を得られる
・環境保全企業となれる（交通事故削減は環境負荷の低減です）
などの
良いことがあります。
今回は、ここまでにしますね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
ＩＳＯ３９００１コンサルタント・専門家 山本昌幸
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