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■ ISO39001研修・講座 第2回 ■

 

メールゼミ第2回です。

 

今回は、

「ISO39001とは?-その2」

です。

 

では、

ISO39001に取組むべき組織は

どのような組織があるのでしょうか?

 

もちろん、運送業者さんが中心ですが、

他にもたくさんあります。

 

要するに、

交通事故を発生させてしまう可能性のある組織や

交通事故の原因となり得る組織の全てが対象です。

 

具体的には、

 ・運送業者(トラック、バス、タクシー会社)

 ・自社配送を行っている組織 

・自動車メーカー

・社有車を保有している組織

・従業員が自動車通勤している組織   など、

道路や自動車を使用する組織全てです。

 

他にも、

交通事故が発生する可能性のある場所の

管理者(スーパーマーケット、役所等)など。

 

 

では、ISO39001に取組む場合、

具体的にナニをすればいいのでしょうか?

 

ISO39001は、

ISO9001やISO14001と類似性が高いのです。

 

交通事故削減に向けてしくみを廻していくところは

ISO9001、

リスク評価の考え方は

ISO14001、

また、

国交省がISO9001を参考に

事故削減のしくみとして策定した

「運輸安全マネジメント」とも類似性が高いのです。

 

また、ISO39001策定の議長国である

スウェーデンの責任者は、

「OHSAS18001との類似性」に

言及していました。

 

具体的な取組みをごく簡単に説明してみましょう。

 

1 経営層(トップマネジメント)として、

死亡・重傷事故防止のために必要な

様々なことをコミットメントする(“誓う”という日本語訳が適切?)

 

2 「道路交通安全マネジメント方針」を策定する。

 

3 「死亡・重傷事故につながるリスク」と

「死亡・重傷事故につながる要因」を特定する

 

4 目的、目標を決定し、その達成手段も策定する。

 

5 しくみの運用に必要な経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報等)を

明確にする。

 

6 ヒトについて必要な力量を明確にして、

運用にあたらせる。

 

7 社内・社外の情報共有のしくみを構築し運用する。

 

8 死亡・重傷事故防止を実現するために決定したしくみを運用する。

 

9 緊急事態の定義を決定し防止・軽減する。

 

10 しくみの運用の結果を評価する。

 

11 ヒヤリハット活動を取り入れ運用する。

 

12 内部監査を実施する。

 

13 マネジメントレビューを実施する。

 

14 継続的改善を実現する

 

注:あえて、「ヒューマンエラー」「リスク管理」については、

  説明から省いてあります。

 

今回は、ここまでにしますね。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。


From  ISO39001コンサルタント・専門家 山本昌幸




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