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■ ISO39001メール研修・講座 第4回 ■

 

メールゼミ第4回です。

 

今回から、

「ISO39001」の内容に入っていきますね。

当メールゼミでの解説は

ISO39001のDIS段階での

筆者の解釈によるものとご理解くださいね。

 

前回のメールゼミでは、

ISO9001(QMS)や

ISO14001(EMS)の話が出てきて

難しかった

というご意見を頂戴いたしました。

 

今回からは、

なるべくわかり易い解説を心がけたいと思います。

(なるべくですが・・・)

 

ただ、

ISO39001に取組むにあたり、

・ISO9001の知識

・ISO14001の知識

 (できれは、OHSAS18001も)

・運送業関連諸法令の知識(労働基準法も含む)は

必要不可欠ですので、

ぜひ、勉強してくださいね。

 

 

では、解説を始めましょう

 

まず、

0. Introduction

です。

 

通常、「序文」と訳します。

 

当項目に規定してあることを説明しましょう。

 

まず、

・道路交通安全が世界的な懸念事項であること

・毎年、世界中で約130万人が路上で死亡していること

・そして、同様に5000万人が負傷していること

・しかも、これらの数字は増加し続けていること

・よって、社会経済や健康に対する影響が大きいこと

です。

 

確かに、先進諸国に於いては、

交通事故は減少傾向ですが

自動車の増加数が顕著な発展途上国に於いて

非常に増加していますね。

 

 

また、

ISO39001は、

組織が道路交通事故による死亡や重傷事故の

発生やリスクを減少させ

究極的には根絶するためのツールを提供する。

 

と書かれています。

 

そして、

ISO39001は

道路交通システムを利用する

公的な組織、

私的な組織を

問わず適用できます。

 

また、

外部機関(審査登録機関等)が

評価するためにも使用できます。

 

 

死亡や重傷事故は

安全システムの手法を用いることで

大幅に削減できることが、

世界中の事例で明らかになっています。

 

交通事故の削減は、

公的機関(政府等)だけで取組んでも

成果を得ることに限界があるため

あらゆる規模や組織及び

道路を利用する人々が取組む必要があります。

 

ISO39001は、組織内の

他のマネジメントシステム(ISO9001や14001など)と

統合して取組むこともできるのです。

 

そして、非常に重要なことは

「プロセスアプローチ」の使用を奨励しています。

 

“奨励”という表現を使いましたが、

私の個人的な考えでは、

 

「プロセスアプローチを活用しなくては効果が出ない」

 

と思います。

 

“プロセスアプローチ”については、

5章で説明しますね。

 

現時点では、

“プロセスアプローチ”について

理解できなくても構いませんが、

ISO39001に取組む場合は、

必ず、

“プロセスアプローチ”について

深い理解をしてください。

 

このことは、

ISO9001について

14年以上前から専門的に携わっている方であれば

よく理解されていると思われます

(1994年版から2000年版への移行を経験された方)

 

前述の通り、

“プロセスアプローチ”については、

5章で説明します。

 

今回は、ここまでにしましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。


ISO39001コンサルタント・専門家  山本昌幸




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