メールゼミ第6回です。
今回から、
「ISO39001」の
「用語と定義」を解説しますね。
ただ、当メールゼミでの解説は
ISO39001のDIS段階での
筆者の解釈によるものとご理解ください。
また、敢えて、日本語表記してありますが、
この日本語表記も筆者の解釈によるものと
ご理解ください。
さて、
「用語の定義」というと、
少々退屈な内容を想像されるかもしれませんが、
規格を理解するうえでの
基本中の基本ですから
この機会によく理解してくださいね。
では、いきましょう。
「組織」:
皆さんは、「当社」と読み替えて頂いて構いません。
ISOの規格は、全ての形態に当てはまるものなので
「会社」とは限らないのです。
役所、学校法人、財団法人、株式会社、有限会社など。
ですから、
ISO規格策定の際も、
「当社」とか「会社」という主語を使用できない為です。
「リスク」:
目的に及ぼす不確実な影響 と説明すると固すぎますかね。
また、「影響」とは、期待されるモノからの逸脱と考えてください。
「方針」:
トップマネジメント(経営者)から正式に表明される
組織の考え方、方向性、存在意義などとイメージしてください。
「目的」:
達成されるべき結果のことですね。
例:死亡事故・重傷事故の防止
「トップマネジメント」:
組織の最高位で指揮を執り、管理する個人。
(グループを指す場合もあります)
例:社長、代表取締役
「利害関係者」「ステークホルダー」:
組織(会社)に影響を与えることのできる個人やグループ
例:運送会社にとっては、「荷主」など
「要求事項」:
明示されたり、暗黙のうちに了解されている要求や義務
ISO39001の「4.1」から「10.2」が
要求事項です。
「コミットメント」:
通常、「宣言」「公約」などの意味で使用されますが、
個人的には、「誓い! と理解してください」と
お伝えしています。
「マネジメントシステム」:
組織が「方針」「目的」「目標」を実現し改善するための
「プロセス」を構築し(構築するための)
相互に関連し作用する組織全体のしくみ。
通常、PDCAを廻して改善していくことも
ほぼ同じ意味で捉えられる場合があります。
「プロセス」:
インプットをアウトプットに変換する
相互に関連、作用する一連のしくみ。
「プロセス」の詳細については、
私が運営している「運輸安全.com」をご覧ください。
http://www.unyuanzen.net/zemi20.html
http://www.unyuanzen.net/zemi21.html
「力量」:
意図された結果を実践するために必要な知識や技能
「文書化された情報」:
ISO39001取組組織が
文書化し管理し維持すべき情報
文書化=書面を連想するが他にもある
(ビデオ、図、フローなど)
「パフォーマンス」:
測定可能な成果のことですね。
「アウトソース」:
組織の機能やプロセスの一部を
外部の組織に手配すること。
「手順」:
活動やプロセス実施のために規定された方法
今回は、ここまでにしましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
ISO39001コンサルタント・専門家 山本昌幸
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