ISO39001メールゼミ 第8回目
あおいコンサルタントの山本昌幸です。
ISO39001メールゼミ第8回です。
今回も「ISO39001」の
「用語と定義」です。
少々退屈かもしれませんが、
基本ですからお付き合いくださいね。
なお、いままで同様、当メールゼミでの解説は
ISO39001のDIS段階での
筆者の解釈によるものとご理解ください。
では、続きです。
「死亡」:
道路交通衝突が直接の結果としての人命が失われることです。
ただ、この道路交通衝突が直接の結果として
人命が失われる定義が、国によって異なりますね。
例えば、○○日以内の死亡や、○○時間以内の死亡です。
「道路」:
自動車やヒトが移動するために使用し、利用者や自動車の交通の安全に影響を
与え得る地表としておきましょうか。
「道路交通」:
動力化されたまたは、動力化されない道路の利用です。
「道路交通衝突」:
道路上の衝突またはその他の衝撃で死亡やケガ、損害を生じること。
「道路交通インシデント」:
「ISO39001:DIS」の本文(英文)から得られる理解と
通常の「インシデント」の理解と相違しているのでは? とも思えますので
この場でのDISの解説は控えますね。
ただ、通常、「インシデント」の意味は、
重大事故に至る可能性のある事象のことで
実際に、重大事故には至っていない事象ですね。
「インシデント」を語るうえで見逃せないことが
「ヒューマンエラー」ですね。
そのためには要因分析が重要ですね。
「ISO39001:FDIS」では、
「ヒューマンエラー」という文言は削除される予定ですが、
「インシデント」という文言の使用からも
「ヒューマンエラー対策」が読み取れるのではないでしょうか。
「道路交通安全」:
道路利用者の安全に影響を与えたり、
影響を与える可能性のある道路交通衝突及び
その他の交通インシデントに関連した条件や要因のことですね。
「RTS不具合」:
特定されたRTSの欠如のことですね。
RTS=Road Traffic Seafety
「道路利用者」:
道路上にいるヒト
「RTSパフォーマンスファクタ」
(パフォーマンス要因)(パフォーマンス指標):
組織が影響を与えることができ、RTSに対する影響を決定できる、
RTSに貢献する測定可能な要因。
「んっ?なんか馴染みのある文章ですね?」と、思った方はスルドイ!
その「スルドイ方」は、ISO39001のコンサル業務や
審査業務(スキームは未定ですが)に携わって頂きたいと思います。
「RTS目標」:
方針及び目的と緊密な詳細パフォーマンス。
組織自ら、若しくは、利害関係者と共に適用しますね。
「道路交通システム」:
道路、車輌、緊急医療システム及び道路利用者及びそれらの相互作用。
この文章もどこかで聞き覚えが?
「重傷」:
道路交通衝突によって引き起こされた長期に渡り健康に影響を与える傷害
または、人体若しくはその機能に引き起こされた小さくない損害。
ただ、この「重傷」も「死亡」と同様、定義が、国によって異なりますね。
今回は、ここまでにしましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
ISO39001コンサルタント・専門家 山本昌幸
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