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ISO39001メールゼミ 第9回目

あおいコンサルタントの山本昌幸です。

ISO39001メールゼミ第9回です。

今回は、前回までと志向を変えて

ISO39001に着目してみたいと思います。

ですから、気軽にお読みくださいね。

まず、ISO39001発行に向けて熱心な国を列挙してみましょう。

TC241議長国スウェーデンのISO39001交通安全項目の

責任者からの話では、
次の4カ国だそうです。

 ・英国

・ドイツ

・スウェーデン

・日本

また、その次に

 ・オーストラリア

の名前が挙っていました。

 

アジアで熱心な国にとして、

・マレーシア

・フィリピン

(もう一カ国忘れてしまった:汗・・)

 が挙げられました。

次に自動車メーカーの動向です。

ISO39001が広まるのか否かは

自動車メーカーの動向次第とも考えられます。

 

自動車メーカーにとってISO39001の発行は、

「また、新しい規制ができてやりづらい」と思うのも本音かもしれません。

 しかし、

 「ISO39001の考え方を取り入れて事業運営していく」

という考えの方が企業として得策なのではないでしょうか。

 

近年、CSRが注目されていますが、

企業にとってのCSR・・・ は、もちろん、

自動車メーカーにとってのCSRとは?

 

自動車メーカーにとってのCSRには、

交通事故削減への取り組みが含まれると

考えることは自然の流れではないでしょうか。

 

自動車メーカーにとって、

交通事故を防ぐ機能を搭載した自動車の開発はもちろん、

ソフトの部分でも交通事故削減に

大きな影響を持っていることに着目する必要があります。

 

自動車メーカーは

数多くの従業員を抱えており

その従業員が交通事故を起こすことは問題ですよね。

 

そして、自動車メーカーが

自社の従業員を対象に

交通事故削減のしくみである

ISO39001に取組んだ場合、

その対象(交通事故削減への取組み)は、

自動車メーカーの取引先、

特に運輸関連事業者に及ぶことは当然のごとく推察できます。

 

また、

サプライチェーンを考慮すると尚更ですね。

 

以上のように

ISO39001浸透の「鍵」は

自動車メーカーが握っていると思えるのは

私だけでしょうか?

 

ただ、ここで誤解して頂きたくないのは、

決して、

交通事故の加害者、被害者になる全ての組織が

ISO39001に取組まなくてはならないと言うのではなく

何らかの

交通事故削減のしくみを取り入れ、

成果(交通事故削減)を挙げていけばよいのではないでしょうか。

 

また、

交通事故削減のしくみとして

ISO39001は活用できるマネジメントシステムですので

ISO39001に取組んだとしても

審査を受けないことも考えられます。

 

取引上、

どうしても

第三者認証が必要であれば

話は別ですが、そうでないのであれば

第三者認証とする審査登録機関が実施する審査を受けずに、

自社の交通事故削減のしくみとして

ISO39001を取り入れることも可能なのです。

 

 

今回は、ここまでにしましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

ISO39001コンサルタント・専門家  山本昌幸



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