遂に開催! 現時点でお伝えできる最高の内容をレクチャー!
2012年7月26日 東京都立産業貿易センター台東館にて
大盛況で終了いたしました!
■ ISO39001セミナーのご報告 ■ 東京
2012年7月26日(木)13:30-16:30、産業貿易センター研修室で「ISO39001実務セミナー」が開催されました。
当日は、酷暑の中、定員を超える28名の方が参加されました。
セミナーの内容をお知らせする前に、セミナー終了後に実施したアンケート結果をお知らせいたします。
Q1:本日の研修内容について
95.2%の方が「かなり理解できた」以上の感想でした
Q2:講師について
90.4%の方が「わかりやすかった」以上の感想でした。
その他、仮にISO39001の指導・コンサルを受ける場合、その指導者・コンサルタントに要求する力量として、
52.3%の方がISOの審査員であること。
47.6%の方が運輸安全マネジメントの深い知識を持ち合わせていること
38%の方がISO9001の深い知識を有していること
47.6%の方がISO14001の深い知識を有していること
33.3%の方が労働基準法の深い知識を有していること
を挙げられていました。ISO39001のコンサルタントや指導者に求められていることが明確になったように思えます。
フリーのご意見記入欄には、
・本日は有意義な講義をありがとうございました。
・ISO39001に取組むアドバイスをお願いします。
・ISO39001のもやっとしていた個所がハッキリしました。
・ISO39001と他のISOとの関連の重要性が理解できた。
・大変わかりやすかったです。
等のご意見を頂き、別途、ISO39001に取組む際の相談案件を6件頂きました。
また、厳しいご意見として、
・時間が短すぎる
・もっと、具体的な業種ごとの取組み事例を聞きたかった
・半日では短い気がした
等のご意見を頂き、講師にとって「心当たりがあり」今後の改善に活かすことになりました。
セミナーの内容
講師は、当サイトの主宰者であおいコンサルタント株式会社の山本昌幸(ISO9001・ISO14001主任審査員)が務めました。
内容としては、ISO39001の概略に始まり、ISO39001はスウェーデンの交通事故削減の国策である「ヴィジョン・ゼロ」の考え方のもとに策定されていることや、ISO9001(品質マネジメントシステム)の知識はもちろんのこと、ISO39001を理解するうえで必要なことは、ISO14001(環境マネジメントシステム)の知識が不可欠であることを根拠を基に詳細に解説しました。
ISO39001に取組むべき組織の解説では、様々な業種の事例を基に解説し、参加者は自社や自社の取引先の立場に置き替え、理解に努めていました。
また、「ISO39001に取組む前に必ず理解しておかなくてはならない重要事項」を詳細に解説しました。
ISO39001要求事項の解説では、ISO39001策定の議長国であるスウェーデンから直接入手した「ISO39001:FDIS」を基に規格の中心で最重要項目の6章を中心に解説しました。
この6章は、誤解している方が多く、その誤解したままISO39001への取組みを開始している組織もあると聞いている中、スウェーデンの当該章の策定責任者(と、言いますか策定している本人)から直接、レクチャーを受けた内容を基に解説しました。
ISO39001は、決してソフトの部分だけの取り組みでは限界があります。そのことを理解するためには、スウェーデンが交通死亡事故・重傷事故を無くすために1998年から取組み始めて、成果を挙げている「ヴィジョン・ゼロ」を理解しなくてはなりません。当セミナーでは、「ヴィジョン・ゼロ」についても少々ですが解説しました。
ただ、非常に限られた時間の中、お伝えできることに限りがあり、「ヴィジョン・ゼロ」はもちろん、ISO39001についても十分に理解して頂けなかったのでは?との反省もしております。一応、アンケートの結果を確認し一安心でしたが、参加者全員が理解できた訳ではありませんでしたので、今後の改善事項としました。

↑ スウェーデンの道路事情を画像で解説 ↑ ↑ スウェーデンから入手したFDISを解説 ↑
また、ISO39001を審議する場であるTC241委員会における、日本事務局の活躍・発言力(スウェーデン、英国、ドイツ、日本で80%の発言がある?)、各国の反応、各国自動車会社の姿勢等もお話ししました。
最後、「講師からISO39001に取組むにあたり熱い(暑苦しい?)お願い」をさせて頂き、終了いたしました。
ご出席の皆さま、本当にありがとうございます。
次回は、今回の反省を踏まえて、10時から16時くらいの「ISO39001セミナー」の開催を予定しております。そのセミナーでは、今回の1.5倍くらいのことをお話しできると思いますので、ご期待ください。
当サイトでは、リアルタイムでISO39001の情報を国内はもとより海外からも入手しておりますので、情報開示制限が無い情報については、積極的に公開していきたいと思います。
とにかく、ISO39001について質問したい方はコチラ ↓↓↓